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群青/宮木あや子

評価:
宮木 あや子
小学館
¥ 1,365
(2008-09-30)
≪内容≫
離島の女と男をめぐる生と死と再生の物語
長澤まさみ主演、沖縄・八重山諸島を舞台にした映画「群青」の原作小説。
愛する女のために命を懸けて海に潜る男たちの熱く純粋な思い、
そして最愛の人を失った女の絶望と再生を鮮やかかつ官能的に描いた恋愛小説。

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《私的感想文》
宮木あや子っぽい非現実的な淫靡な世界じゃなくて、とっても現実な話。
ストーリー自体はありがちな感じ。昔読んだ短編集にちょっと似てたとこがあったな。

宮木あや子特有の心の葛藤だったり闇だったり、悲恋であったり純愛を綴ってあって。やっぱり少し胸をキューってさせる。
この群青は2009年に長澤まさみ主演でやるらしい。やっぱり映像の先入観ておっきくて、涼子は私の中で長澤まさみの顔。演技はセカチューのイメージで。涼子があまり正常じゃない時がある。その時は長澤まさみのイメージと合わなくて違和感があった。正常な時はピッタリだと思う。
映画がどんな感じなのか楽しみだな。
| 19:02 | comments(2) | trackbacks(1) |
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白蝶花/宮木あや子

評価:
宮木 あや子
新潮社
¥ 1,470
(2008-02)
≪内容≫
戦争の時期を跨いで織り成される恋愛模様。
時代の波にもまれ悲恋となってしまう恋。それでも一途に愛を紡ぎあう女達の話。
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 ≪私的感想文≫
うえーーーん。悲しいよ。こんなにも愛し愛される関係なのに、どうして永遠の幸せが手に入らないの?
運命を紡いでいく女達は一様に美しいなぁ。宮木あや子の世界観だからこそなのだと思うけど。
始め読んでたときは単なる悲恋の話の短編集かと思ったら、だんだんと繋がっていく運命の糸はモヤモヤするものを少し・・・少しだけだけど解きほぐしてくれた。

*ネタばれ有り

政吉と結ばれた千枝子が少ししか愛し合っていない相手の子供を生むことは凄いなと思った。今の世の中じゃ考えられないね。菊代と雛代の話から始まって、如月の話で章太郎との話、この時点で全然繋がりないのに、千枝子の話でがーっと運命が集まってく。

宮木あや子の「花魁道中」のほうが面白く感じたけど、これもなかなか好き。
| 11:50 | comments(0) | trackbacks(0) |
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雨の塔/宮木あや子

評価:
宮木 あや子
集英社
¥ 1,260
(2007-11)
≪内容≫
閉ざされた塔は、いつもあまり天気が良くない。外界との交流を絶たれた場所。ソコに集まる若い娘達。みな一様に何かを抱えている。まるでなかなか晴れない天気のようだ。ココで織り成される4人の娘の話。淫靡な娘だけの世界はどこか非現実的でありながら心の有り様は、とても現実的であった。


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 ≪私的感想文≫
宮木あや子は「女のためのR-18」での「花魁道中」を読んで以来だったけど、ほんと独特な世界観。

*ネタばれ有り

この話は、全寮制の大学みたいなトコロでのお話で、何かと過去やしがらみがあって少し閉鎖的な娘達4人が絡み合っていくってものなんだけど。嫉妬心やら独占欲だったりと女の持ち合わせている可愛いようで疎ましい内面が対女だけの環境だから、対女に対して書いてある。

全寮制で誰が誰を好きで、でも私のほうが好きで。みたいな狭い世界だけのやりとりって他でも読んだ。たしか、恩田陸の「麦の海に沈む果実」もこんな感じの世界観だった。

4人しか出てこないのに名前が苗字だけだからなのかなかなか誰が誰なのか認識できなくて「はて?これは誰だ?関係性は?」と半分読むまでなった。

悲しいんだけど、それだけじゃないみたいな。結局、誰もが自分が大切なんだよね。って再確認した。
| 15:23 | comments(0) | trackbacks(0) |
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花宵道中/宮木あや子
評価:
宮木 あや子
新潮社
¥ 1,470
(2007-02-21)
Amazonランキング: 21642位
≪内容≫
出版社 / 著者からの内容紹介
江戸末期の新吉原で、叶わぬ恋に咲いては散りゆく遊女たち。恋する男の目前で客に抱かれる朝霧、初見世に恐怖と嫌悪を抱く茜、自分を捨てた父に客と女郎として対峙した霧里、一生恋はしないと誓いながらもその衝動に抗いきれなかった八津……芳醇な色香を放ち、甘美な切なさに心が濡れる官能純愛絵巻。

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≪私的感想文≫
ああああーーーー!!!
これほんと面白かった!!R−18文学賞とやらを受賞された作品らしくちょっとHな描写もあるんだけど、それが卑猥すぎなくていい感じに話のなかに投下されてる感じで、良かった!
吉原の話って売れっ子の花魁が煌びやかで恋と仕事に挟まれていつも苦悩してるみたいなありきたりなストーリーが多くて、足抜けしたり自殺したりと悲恋な話ばかりで、こっちも重たい気持ちになっちゃうけど、花魁の華やかさでその暗さが中和されて読み物として面白さを発揮してるのが多いよね。
で、この話は売れっ子の花魁とかじゃなくて店も立場も中堅どころの遊女の話。
短編集みたいな感じなんだけど、1人から繋がって回りの遊女の葛藤も描いてる。
それぞれの話があってこそ生きるそれぞれの話。でも1話だけ読んでも読み応えたっぷり。
1人1人の遊女がどう思って何を抱えて生きているのか、そのもがく過程を艶っぽさもいれて書かれていて、どれを読んでも、後に胸にジーンってきた。
時代モノやこういう特殊な文化があったときのモノって専門用語が多くて読んでる途中に頭の中で???と思うことがあるけど、これはそんなことなくすんなり世界に入っていけてまだまだ続くなら続きが読みたいと思った。
この人の本ほかのも読んでみたいと思う。
| 14:23 | comments(0) | trackbacks(0) |
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