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盲目的な恋と友情/辻村 深月

≪内容≫

 

タカラジェンヌの母をもつ一瀬蘭花(いちのせらんか)は自身の美貌に無自覚で、恋もまだ知らなかった。だが、大学のオーケストラに指揮者として迎えられた茂実星近(しげみほしちか)が、彼女の人生を一変させる。茂実との恋愛に溺れる蘭花だったが、やがて彼の裏切りを知る。五年間の激しい恋の衝撃的な終焉。蘭花の友人・留利絵(るりえ)の目からその歳月を見つめたとき、また別の真実が――。男女の、そして女友達の妄執を描き切る長編。

 

アマゾンより転用

≪私的感想文≫

本が読みたいな〜と漠然と思っていて、どんな本が読みたい気分かと本屋さんで考えていた時に目に入った素敵な表紙。

「ミステリー」「江戸時代もの」「食べ物系」「恋愛」という話が好きなので、この本は、「ミステリー」と「恋愛」が絡まったお話と書店ポップに書かれていたので読んでみることに。

 

恋をメインに書かれている章と、友情をメインに書かれている章の2つの構成で、同じ時期のそれぞれの主人公から目線の話が書かれている。

 

主人公の蘭花は、悪気のない小悪魔のような女の子。そして、もう一人の主人公の留利絵は、コンプレックスの塊のような女の子。どちらも女の子の思春期の感情や嫉妬や依存心が強く描かれていた。随所に登場する美波も含め、ああ周りにいるいる!自分にもこんなところあるなーなんて女子の持つダメなところ、ドロドロしたところが書かれている。

 

読んで清々しい気持ちになる話では無かったけれど、さくっと読める。難しい言い回しもなく、登場人物も多く無くすっきりしていて、とても読みやすかったな。

 

ただ、話的には手元に置いておきたい!とならないのは、ただ嫌な感情の描写の本だからかなぁ。というのが素直な感想でした。

 

この本の装画は、ヒグチユウコさんという画家さん。怖いけど可愛いという絵に引き込まれる。装幀は、鈴木久美さん。

初めて読む作家さんの本を手に取りたくなるのは装幀の力が大きいと思う。

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