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告白/湊かなえ
評価:
湊 かなえ
双葉社
¥ 1,470
(2008-08-05)

 ≪内容≫
愛娘を自分が担任するクラスの子供らに殺された女教師。
制裁を受ける子供達。
1つの事件をきっかっけに変わってしまう現状を
個々の視点から淡々と書き記された作品
最後には創造しなかった結末が・・・

我が子を校内で亡くした女性教師が、終業式のHRで犯人である少年を指し示す。ひとつの事件をモノローグ形式で「級友」「犯人」「犯人の家族」から、それぞれ語らせ真相に迫る。選考委員全員を唸らせた新人離れした圧倒的な筆力と、伏線が鏤められた緻密な構成力は、デビュー作とは思えぬ完成度である。
(アマゾンより転載)
 ≪私的感想文≫
とーーーーーーーーーーーってもお久しぶりに書きます。
読書してなかったわけではないのですが、どうも読んで感想文を書こうとまで思わなかったのでなかなか書かなかったのですが、この作品は何か読んだことを書き記しておきたいという気になりました。
映画化になるので本屋さんで平積みになっていて、あまり読む気がなかったのだけど、こんなにも世間が注目している作品なわけだし、いつか読むかもしれないしと手にとり、読んでみることに。
それと、映画館で見る予告編は暗い怖いといったイメージだったのであまり興味が持てなかったんですが、これを読み始めたら一変しました。たしかに暗くて怖い感じなんだけど、ただ単に暗くて怖いんじゃない。なんだろ?明るいわけでもないの。話は重いのにさくさく読めてしまうし、久しぶりに本の続きが気になってもっともっと早読み進めたいという気持ちになりました。
文庫版には映画を作った中島監督のインタビューも載っていてより映画を見るのが楽しみになりました。
話の筋はもう分かっているけどなんとも印象的な登場人物ばかりで実写で動くその登場人物達も見てみたい。
どの人物もいい人ではなく、人間らしくドロドロしていて自己中心的。
今、ショッキングな殺人事件がニュースでばんばん流れていて、それが起こると犯人がどんな生い立ち環境で育ったのか動機は?犯人の闇だとか言って囃し立ててる。しかし、人間て何事にも理由づけしたくて、そして野次馬根性で知りたいろ思う。そんな、事件の闇というか自分が納得できる何かをじわじわと告白してくれてるそんな作品なんだと思う。
今、井坂幸太郎の「SOSの猿」を読み中。そしたら、なんと「告白」と似たような内容を書いてる部分にあたりなんともシンクロな感じ。きっと湊かなえさんと井坂さんは、似た作風なんじゃないかな。
ちなみにNOW readingの「本格小説」は読み応えたっぷりなのでまだNOW reading中w
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