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リピート/乾くるみ
評価:
乾 くるみ
文藝春秋
¥ 1,593
(2004-10-23)
Amazonランキング: 145641位
≪内容≫
ある時間ある場所に行くと過去に遡れる。あなたも一緒に戻りませんか?
そのことをリピートと呼ぶ風間に誘われ毛利は10ヶ月前の自分に戻る。
以前は出来なかったことや些細なことをそつなくこなし日々を過ごして・・・
そんな中リピート仲間が次々に死んだ。風間を入れて10人のリピーター。
だんだん減っていく仲間。明かされていく真実。

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≪私的感想文≫
面白かったぁ!!!乾くるみって名前的に女性ですよね?なのに理系な話を書くのが凄い!!あたしは文系だから理系の触れ幅(どこからどこまでが正しいとか凄い)とかわかんないけど、今まで理系な話を織り交ぜた作品ってのは男性作家が書くものとばかり思ってた。
花魁ものを立て続けに2冊ほど読んでたから、なかなかサスペンスを読もうっていう頭にならなかったけど、けっこう面白かったから途中から引き込まれて楽しかった。ただ、最初のほうはダレたかも。主人公の毛利とかがリピートするまでの経緯とかは煩わしかったかな。ここをもっと端的にサラっとしてもらって殺人とかをもっと重みや謎を出して欲しかったのかも。

*ここからネタバレあり

これって、アレだよね?「クローズド・サークル」。結局誰もいなくなるみたいな。
誰が犯人的な話でもないからちょっとサスペンスとは言いがたいけど、次々に死んでいく様が始めは誰かだ意図した殺人だと思ってたら、単なる自然調和ってのはリピートすることってのからすると自然に納得できる話だな。ありきたりなのかもしれないけど、話の展開としてはすごく分かりやすいし面白かった。毛利が死んじゃうのも妙に納得できたし。

どっかのレビューでこれとまったく同じような話があるって読んだことあって、そっちのほうが面白いってあったなぁ・・・
それも読んでみたいので探してみることにする。

参考:佐藤正午「Y」(ハルキ文庫)/R・マシスン「ある日どこかで」(創元推理文庫) /ケン・グリムウッド「リプレイ」
| 10:15 | comments(2) | trackbacks(0) |
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イニシエーション・ラブ /乾くるみ
 ≪内容≫
代打で行ったコンパで出会ったマユとたっくん
普通のカップルである2人はお互いが始めての相手
お互いを大事にしながら慈しみあい愛し合った
それはたっくんが東京の会社に行くまで
環境が変わり思うように会えなくなる2人

そんな2人の恋の通過点・・・
≪私的感想文≫
ミステリー好きなあたしとしてはこういう人の気持ちだけの恋愛ものって読むのめっちゃ軽いって思ってしまう。
でも最後まで読んで「あーなんか納得」って思った。
人の気持ちっていうのはそんなもんだな!!って納得させられたし、自分もそうだったなぁって思う。
女目線からいくとマユは可哀相だなぁーってやっぱ思うし通過点ってそんなの一方の勝手な思い方じゃん!!て怒り心頭してしまう。
たっくん目線で読んでいくからそこまで可哀相とはならないけどねぇ・・・
それにしても妙に納得できる一冊なんです。
誰にでも起きることで誰でも体験するようなこと。
これを文にするってのはなかなか難しいんだろうなぁ


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| 10:08 | comments(0) | trackbacks(0) |
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