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雨恋/松尾由美

評価:
松尾 由美
新潮社
¥ 540
(2007-08)
≪内容≫
雨の日だけ会うことのできる彼女。彼女の正体は幽霊。
彼女はどうしてこの部屋で死んでしまったのか。納得できない彼女は声だけでぼくに話しかけてきた。
その彼女との淡くせつない恋模様。


内容(「MARC」データベースより)
ぼくは雨が永遠に止まないことを祈った。静かに深く彼女とつながりながら…。ありえない恋、ラスト2ページの感動。ストレートな切ないラブストーリー。

アマゾンより転用
≪私的感想文≫
「九月の恋と出会うまで」を読んでから松尾由美が気になり2冊目。
ストーリー展開とかありえない系の設定が同じ。現実にはありえないようなことと登場人物が必ず恋に落ちるってゆーパターン。ちょっと否定的に聞こえるかもしれない言い方だね。いや、あたし嫌いじゃないのよ。こういうほんわか系。ただまったく同じような感じだからちょっとビックリした。「九月の恋と出会うまで」でけっこう感動したからこの本にというか作者に期待して「雨恋」を読んだからガッカリした。帯に【ありえない恋、ラスト2ページの感動】ってあったのが余計に期待を持たせたのかも?!あたしはラスト2ページで感動しなかった。
他の本もこういうパターンなのかな?どうなんだろ?ちょっと気になるからもう1冊くらい手を出してみよーと思います。

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| 13:24 | comments(0) | trackbacks(0) |
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九月の恋と出会うまで/松尾 由美

≪内容≫
ふと偶然目が合ったくまのぬいぐるみが私に問いかける「引越ししちゃえば?」そう聞こえた。このくまがきっかけで引越しをする。そんな主人公に起きるSFチックな事件。どこにでもいそうな普通のOLがひょんなことがきっかけで誰も体験できないようなことをする。恋愛小説であり、そうじゃない。一途でピュアな思いが本の中からあふれ出している。

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≪私的感想文≫
読んだあとジーンときたなぁ。
詩織は誰と結ばれるんだろう?ってモヤモヤしたけど最終的には、とっても納得のいった。どこにでもいそうな主人公とめったになさそうな好条件の背景はちょっと非現実的だけど、恋愛小説ならこれくらい非現実的でのいいのかも。かえってそのほうが本に入りこみやすい?!あまりにも現実的すぎたらこの本のちょっとふわーんとした雰囲気は出てないのかも。さらっと読めちゃうのでちょっと恋愛モノですっきりできるのを読みたいのならオススメな1冊です。
※ちょっとネタバレかもしれないので読んでない人以下は飛ばしてくださいね。
主人公の詩織がずっとこの人だと思いこんでいた人はなかなか出てこないし、頁が進めば進むほどそんな気配がなくてヤキモキした。
あーそろそろこの話が終ってしまう。ここで出てくるのかなぁ?って最後の最後まで思わせられてたし、思ってた。のはずなんだけど、結局のところ真実は隣の部屋のずっと相談していた彼。なーんだ。ガックリ><って・・・思うと思ってた。けど、そんなことなくて実はあたしのなかでもこっちの彼がその人であって欲しいって思ってたみたい。
軽く裏切られ、でも期待どおり。そんな気持ちいいような気持ち悪いような不思議な感覚になった。

| 23:23 | comments(0) | trackbacks(1) |
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